【平塚市版】地域のお仕事ガイドブックDX

平塚市にあるお仕事を学ぶためのデジタル教材(副読本)です。


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スクラップから棒ぼうこう鋼ができるまで7溶とけた状じょうたい態の鋼こうてつ鉄は、型かたを通とおしたあと、たくさんのローラーで形かたちを整ととのえられながら長ちょうほうけい方形の長ながい柱はしらに成せいけい形されます。これが機きかい械で同おなじ長ながさに切せつだん断されて、鋼こうてつ鉄のブロックになります。溶とけた鋼こうてつ鉄が取とりなべ鍋という巨きょだい大な容ようき器に移うつされます。その温おんど度は1,600度どで、1回かいの(出しゅっこう鋼)量りょうは、重おもさ80トン(乗じょうようしゃ用車約やく50台だいぶん分)です。製せいこう鋼のお仕しごと事私わたしたちは、使つかわれなくなった製せいひん品や機きかい械、取とり壊こわされた建けんちくぶつ築物や建けんぞうぶつ造物にふくまれている鉄てつをリサイクルして、鋼こうてつ鉄にしてから「棒ぼうこう鋼」という資しざい材に加かこう工します。棒ぼうこう鋼にするには、材ざいりょう料を高こうおん温で溶とかし、大おおきな機きかい械を使つかって形かたちを整ととのえるなど、さまざまな工こうてい程があります。棒ぼうこう鋼は建けんちくぶつ築物や建けんぞうぶつ造物をはじめ、私わたしたちの暮くらしのいろいろなところで使つかわれています。1.鉄てつスクラップ入にゅうか荷3.出しゅっこう鋼5.製せいひん品検けんさ査2.電でんきろ気炉で溶ようかい解4.連れんぞく続鋳ちゅうぞう造鉄てつスクラップを「リフティングマグネット」という巨きょだい大な電でんじしゃく磁石の装そうち置で集あつめ、電でんきろ気炉に移うつします。ブロックになった鋼こうてつ鉄が、つぶしてのばされ、建けんちく築や建けんぞう造の現げんば場で使つかわれる長ながさや太ふとさに加かこう工されて棒ぼうこう鋼になります。棒ぼうこう鋼は、目もくてき的に見みあ合った品ひんしつ質に達たっしているかどうか、入にゅうねん念に検けんさ査された後あと、大おおがた型トラックやトレーラーで出しゅっか荷されます。鉄てつスクラップを電でんきろ気炉で溶とかして、不ふじゅんぶつ純物をとりのぞくと、赤あかい液えきたい体の鋼こうてつ鉄ができあがります。鉄てつと鋼こうてつ鉄、何なにがちがう?鋼こうてつ鉄は「鋼はがね」とも呼よばれる鉄てつのなかまです。鉄てつよりもさびにくく、ねばり強づよい性せいしつ質をもっています。


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